現行の制度では4種類の踏切がありますが、今では第2種(一部の時間帯のみ保安係が遮断機を操作する)がゼロのため、実際に存在しているのは3種類です。いすみ鉄道には3種類ともあります。
【第1種】
自動踏切警報機と自動遮断機を設置するか、踏切保安係を配置して、列車が通る際に道路の交通を遮断機によって遮断するもの。
都会でも良く見られる一般的なスタイルの踏切ですね。写真は西畑〜総元の間にある百鉾踏切です。
【第3種】
遮断機はないが踏切警報機が設置されているもの。
写真は上総中野〜西畑の間にある第一土田踏切です。国道から外れた集落に向かう道の途中にあります。
西大原駅前にある踏切もこのタイプです。
統計資料によるともう1ヶ所第3種があるそうなんですが、どこですかね?
記憶にないので、もっと調べてみないと分かりません(爆)
【第4種】
第1種 - 第3種に該当しないもの。踏切警報機や遮断機は設置されていない。
所謂「とまれみよ」の踏切です。第2五之町踏切がこれに該当します。
写真は上総中野〜西畑の間にある横沢踏切です。左側のシマシマが新しくなっているのは、本来なら通行できないサイズの車が誤進入してキハとぶつかった時に壊れて交換になったからですよね・・・(滝汗)
各鉄道路線の踏切の数は「交通白書」において統計資料として掲載されています。
県立図書館の本棚に千葉県交通白書平成20〜27年度版がありましたので眺めてみました。
平成27年度の資料によると、いすみ鉄道の踏切の数は全部で60。
第1種が47、第3種が3、第4種が10だそうです。
ちなみに小湊鐵道の踏切は全部で100。(ちょうど100なんですか[驚])
第1種が49、第3種はナシ、第4種が51だそうです。
小湊鐵道ってそんなに「とまれみよ」が多いんですね!!
千葉県内の各路線別の数を見てみたところ、第3種踏切が最も多い路線はいすみ鉄道っぽいです。
と、いっても3ヶ所ですから他と大差がないようなもんですがw
(久留里線は第3種が2ヶ所だそうです。)
小湊鐵道は少なくとも平成20年の時点から踏切の数は全く変わっていないようです。
一方で、いすみ鉄道はこの数年の間に若干変わっています。
第3種が1つ減って、第4種が2つ減っています。
合計は変わらずに第1種が増えていますから、第1種へ改良された踏切が3ヶ所あるんですね。
第4種から改良されたのは上総東〜新田野間に2つともあります。
1つは先日ブログでご紹介した生島(おじま)踏切。
もう1つはそこより坂を上がって行ったところにある陣場踏切です。
第3種から改良されたのは大多喜〜城見ヶ丘間の猿稲踏切です。
3つとも当方がいすみ鉄道を訪れるようになってから改良されたと思います。
まともな写真が残っているかは微妙ですが3つとも変わったことは認識できていました。
いつごろ変わったか正確な記憶はないんですけども。。。orz
全く変わっていないように見えて、改良されている所もそれなりにあるんですよ〜
というのが言いたいことだったりするかもです(・∋・)
それはともかくw
マニアックな話にはなりますけど、踏切を研究している人にとっては
いすみ鉄道はうってつけの路線になるのかもしれませんね。一応3種類ありますし。
ネットを検索すると、全線の踏切を調べ歩いて踏破されている方は何人もいらっしゃるようです。
当方もそのうち踏破したいと思います。
(もう行けなくなっている踏切もあるっぽいですが、たまたま施錠される前に足を運んでいました・・・)
今は橋の調査に手を付けているので成果物になるのは先の話になりそうですw
あ、そうだ・・・鉄橋のスタイルについても調べてみたいです(・∋・)
建築分野は全くもって門外漢なのですがw
調べていたら副産物的に出てきたお話でした。今回はここでおしまい。
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